本日は、東京大学先端科学技術センターより、近藤武夫先生、平林ルミ先生をお招きしてのセミナーでした。
お二人の先生からは実際の事例を交えて、ICTをどう活用しているのか、とても実践的で具体的なお話をして頂きました(便利なアプリとその使い方もたくさん教えて頂きました!)。
また、先生方が取り組まれている活動もご紹介頂きました。
どれも見るだけで楽しく、勉強になるものばかりですので、ここでもリンクを紹介させてください(それぞれ、クリックするとリンク先をみることができます)。
「PHED」
特に、ICTがあれば問題が解決するわけではなく、むしろ、本人の思いや自己決定を蔑ろにしたICT活用ではいけないこと、それを周囲が理解した上で、本人のやりたいこと・夢を本気で叶えるために何ができるのかを考えることの大切さについて、改めて気がつかされた1日でした。
ICTと聞くと、何だか便利そうだから使ってみたいと思うことも少なくありません。しかし、そうした形やツールありきで考えるとうまくいかないとお話がありました。
これは、我々も日々の臨床実感とも一致する点でした。
例えば、福祉制度の利用や、具体的な支援についても、「なぜやるのか」よりも、「何をやるのか」が先行してしまうことも見聞きすることもあります。しかし、やはり大切なことは、「ご本人のニーズは何か」「なぜやるのか」といった、支援の本質をきちんと捉えることだと感じた1日でした。
近藤先生、平林先生、本日は、「情報を得て学ぶことが嬉しい、楽しい」という学びの本質に触れさせて頂き、ありがとうございました。
「発達障害のある人の豊かな生活のためのICTと支援技術」
近藤武夫先生
「テクノロジーを活用した学習支援」
平林ルミ先生